飯能市にある、北欧体験が楽しめる広大なテーマパーク「メッツァビレッジ」。2019年3月にはムーミンの物語を体験できる ムーミンバレーパークもオープンし、新しい観光地として注目を集めています。 メッツァビレッジの概要 住所:〒357-0001 埼玉県飯能市宮沢327-6 メッツァ 最寄り駅:飯能駅、または東飯能駅 営業時間:10時〜21時(夏季は8時半から開園) 料金:入園は無料、ムーミンバレーパークは大人1500円、子ども1000円、またアトラクションは一部有料です。 メッツァビレッジの施設 ・マーケット…北欧の雑貨や食品を扱うショップが揃ったマーケットでは、必ずお気に入りのものが見つかるはずです。ちょっとしたお土産には、フィンランドのチョコレートブランド「LAAVU」がぴったり。 ・飲食店…10種類上のカフェやレストランが揃っています。お馴染みのスターバックスから、こだわりのラーメン屋、そして北欧の味覚を味わえる特別なレストランなど、さまざまな選択肢から気分に応じて利用できます。 ・空中アスレチック「FUNMOCK」…現在ヨーロッパで人気の空中アスレチックが園内に登場。自然豊かな森の中で、非日常を体験できます。 ・カヌー工房…レンタルカヌーで湖を探索できます。また、ここの特徴は他ではできない木製のカヌー作りが体験できること。他にも、遊牧民族のサーメ人の伝統であり、贈られた人が幸せになるという木製マグカップ「クワサ」も購入できます。 この他にも、夏季限定のプラネタリウム、各種ワークショップ、キャンドルナイト、クリスマスイベントなど季節限定のイベントが盛り沢山です。 新施設「ムーミンバレーパーク」 ムーミンの世界観をそのまま再現した施設です。 ムーミン谷エリアには、ムーミンパパお手製の「水あび小屋」や、ムーミンパパの理想の家「ムーミン屋敷」、ムーミン谷の食堂であるレストラン「ムーミラークソ ルオカラ」などが並んでいます。 アトラクションも充実しており、体感モーフィングシアターで海のオーケストラを体験する「メレンフイスケ」、ミイのいたずらの世界に入り込めるスクリーンシアター「ピックムーンレイッキパイッカ」、ムーミンと仲間たちによるパフォーマンスが見られる「エンマの劇場」などが併設されています。「おさびし山エリア」では、アスレチックやジップラインアドベンチャーなど体を動かして遊べる遊具が子どもたちに人気です。 さらに、「コケムス」という展示施設では、常設展、期間ごとに変わる特別展、ワークショップが開催されています。 いつ行っても楽しめるメッツァビレッジは、休暇のお出かけに最適です。
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飯能の歴史
埼玉県の南西部にある飯能市は、自然豊かな市街地がたくさんあるエリアです。県内3番目の面積を持ち、人口は約8万人。首都圏で働く人のベッドタウンとして機能しています。 この記事では、飯能市の歴史についてお知らせします。東京から飯能エリアへのアクセスについては「東京から飯能へのアクセス」の記事をご覧ください。 飯能市の歴史概要 現在でも市の75%が森林である飯能市は、古くから林業で栄えていました。 江戸時代になると、火事が増えたため、家の素材である木材の需要が増え、この地域の木材は「西川材」という名で人気が高まり名産となりました。当時は、現地に流れる入間川や高麗川を通じて木材が運搬されていたといいます。 1889年、町村制により、複数の町が合併して飯能町となりました。1896年には、もともと所属していた高麗郡が消滅し、入間郡に編入されます。さらに1954年の市制施行により、飯能市として指定されました。その後数々の一部地域の分離、編入を繰り返し、2005年の名栗村編入を最後として現在の市が完成しました。 また、2005年に飯能市は「森林文化都市」を宣言。昔からの豊かな自然資源を活かしながら、新たな森林文化を創出し、自然と都市機能を調和させるまちづくりを行っていくという目標を掲げました。 飯能市の歴史に触れられるスポット ・飯能市立博物館…飯能市の古代から現代までの歴史や民俗について学べる博物館です。 ・大河原城…15世紀中頃に建設されたと言われる大河原城のあった場所です。建物は残っていませんが、城の合った土地が残されています。龍崖山の頂上にあり、ハイキングがてらに散策を楽しめます。 ・智観寺・中山信吉墓…埼玉県指定文化財の一つ。徳川家康に仕えた大名、中山信吉の墓がある寺院です。高さ4mの塚を持つ墓は、当時の大名にしては珍しいものだったといいます。元々彼が埋葬されていた能仁寺については、「飯能の能仁寺」の記事をご覧ください。 飯能市の行事 飯能市の代表的な行事には、以下のようなものがあります。 ・飯能まつり…1971年発足と比較的新しい地域の祭りです。毎年11月に行われ、11台の山車が囃子が演奏される中、市内を回ります。その他、底の抜けた屋台を引き回して曳っ合わせを行ったり、太鼓みこしが出るなど、賑やかなイベントが多数登場します。 ・三匹獅子舞…埼玉県の伝統的な獅子舞の形態です。太鼓を叩き、音楽を演奏しながら三匹一組で舞うため、三匹獅子舞と呼ばれます。飯能市では、星宮神社や諏訪神社などで、特定の儀式の際に披露されます。
飯能の能仁寺
飯能市内に位置する曹洞宗の能仁寺は、500年以上の歴史を持つ寺院です。 美しい庭園があることで知られ、人気の観光スポットとなっています。西武池袋線の飯能駅から徒歩約20分、さらに近くまで行くバスも通っています。 本尊は盧舎那仏、所有する文化財は出山の釈迦立像と伽藍観音像があります。伽藍観音像は、江戸の将軍徳川綱吉の生母、桂昌院が寄進したものと言われています。 能仁寺の歴史 能仁寺の創建は1501年。現在の飯能にあたる地域を統治していた豪族の中山家勝が、曹洞宗の僧を招いたのが始まりだと伝えられています。実際に寺院を建てたのは家勝の息子で、家勝の死後、冥福を祈るために建設したと言われます。 その後、徳川家の庇護を受けてより大きく本格的な寺となった能仁寺は1705年に改築され、修行僧を50人も抱える寺として栄えました。 1868年には、戊辰戦争の中の一戦の舞台となります。戊辰戦争とは、明治政府を樹立した新政府軍と、旧幕府勢力および反維新政府の奥羽越列藩同盟が戦った大規模な戦争です。 幕府派であった彰義隊から脱退した者で結成した振武隊は、能仁寺を本陣とします。しかし、新政府軍による攻撃で寺は焼失、敗戦は確定的となりました。この時に寺はなくなってしまったため、本堂だけが1936年に再建されました。戦後から徐々に復興を果たし、山門、大書院、鐘楼などを備える現在の姿となりました。 能仁寺の見どころ、池泉鑑賞蓬莱庭園 この寺院で最も有名なのが、日本の名園100選にも入っている鑑賞式庭園です。324坪の広さを誇るこの庭園は、天覧山の斜面をうまく生かし、上下2つにわかれた構造となっています。上部背景に枯滝(水のなくなった滝)、下部に池泉を配します。広大な敷地の中には、各種の小島、築山、洞窟などがあり、見る者を飽きさせません。 歴史は古く、作法から桃山時代後期の作庭とされており、大正時代に市から文化財として指定されました。 能仁寺周辺の観光スポット 能仁寺周辺は、比較的静かなエリアですが、各所に観光スポットがあります。能仁寺の庭園の一部ともなっている天覧山は標高197mとごく低い山で、ハイキングに最適です。ハイキングコースの中腹では、徳川将軍綱吉の生母、桂昌院が綱吉の病気快癒を祝って奉納した十六羅漢を今でも見ることができます。 諏訪八幡神社、観音寺などその他の寺社仏閣もこのエリアにある他、鉄腕アトムの彫像がある中央公園は春には桜の名所としても知られています。能仁寺と共に、こうしたスポットを回ってみるのもおすすめです。 また、近年では漫画、アニメ『ヤマノススメ』の舞台が飯能であることから、ファンが聖地巡礼するエリアともなっているようです。
関八州見晴台
埼玉県の飯能市と入間郡の堺にある尾根筋に、関八州見晴台という高台があります。 関八州とは、関東にある8つの国のことで、相模、武蔵、上総、下総、安房、上野、下野、常陸と呼ばれていたエリアのことです。 この見晴台は標高771.1 mで、この関八州を見渡せることからこの名前がつきました。展望が素晴らしいことでよく知られており、空気の綺麗な日には東京の高層ビル群まで見ることができます。 ハイキングコースとして定番の見晴台 見晴台までは、飯能側と越生側どちらからでもハイキングコースをたどることができます。最寄り駅は西武秩父線の西吾野駅で、最短で約2時間かかります。 高山不動にはぜひ立ち寄ろう 西吾野駅から見晴台までのコースのちょうど中間ほどの場所に、常楽院、通称高山不動と呼ばれる寺院があります。成田不動、高幡不動とともに関東三大不動として数えられる、真言宗智山派の寺です。開山は654年で、古くから山伏の修験道場としてその名が知られていました。 ここには、国指定有形重要文化財である木造軍荼利明王立像が所蔵されています。言い伝えによれば、高名な僧である行基が奈良時代の716年に五大明王像を作り、この立像はそのうちの一体だとされていますが、実際にはその少し後の平安時代の作と言われています。一つの頭に8本の腕を持つ一面八臂の姿で表される素朴な彫像です。 他にも、指定文化財の不動明王像、常楽院不動堂、樹齢800年のイチョウの木などがあり、古く長い歴史を垣間見ることができます。 ハイキングスポットとしての難易度 ハイキングコースとしては、関八州見晴台を通るハイキングは初心者向けの優しいルートであると言えます。これといった難所はなく、登山道も広くて歩きやすいため、天気が良ければ気軽に楽しめます。 とは言え、山の中を歩くことに変わりはありません。また熊の目撃情報が出る時もあるので、準備は怠らないように注意しましょう。 道中には高山不動や見晴台に行くための簡素な立て札案内もあるので、迷う心配はありません。途中、分かれ目で「高山不動方面」「高山不動尊方面」という違う方向を示す似た名前の立て札が出てきますが、「高山不動方面」は長い石段が続く道となるので、階段を避けたい人は高山不動尊方面に行くのがおすすめです。 飾り気のないハイキングルートですが、自然がそのまま残っているため四季折々の風情を感じられ、観光地化されていないのが魅力です。体を動かしたくなったらぜひ見晴台へのハイキングにチャレンジしてみましょう。
歴史ある名栗川橋
飯能市の稲荷町にある、入間川にかかっている名栗川橋は、埼玉県の有形文化財指定を受けた歴史あるアーチ橋です。この記事では、名栗川橋にまつわる事柄について紹介していきます。 県内最古のコンクリートでできた橋 名栗川橋の竣工は1924年。すでに約100年前のものですが、今でも現役で利用されています。車は通れず、歩行者と自転車のみが通行できます。 名前の由来は、かかっている入間川が以前は名栗川と呼ばれていたことによります。名栗川は飯能市の名産であるヒノキ、スギ(西川材)の産地としてよく知られています。 この場所には元々、別の橋がかかっていました。1910年の夏に起きた大雨により、関東一帯が大洪水となり、名栗川にかかっていた大喜橋が流されてしまいました。橋の復旧の際、水に流されないコンクリートの頑丈な橋を建設が望まれましたが、県の補助金と名栗村の負担では十分な工事費が用意できませんでした。そこで地元住民が寄付を募り、また工事にも無償で協力するなどの活動が行われました。 この甲斐あり、大洪水の14年後である1924年にようやく橋長31.4メートル、幅員3.9メートル名栗川橋が完成、埼玉県最初のコンクリート製の橋となりました。現在では珍しくないスタイルの橋ですが、名栗川橋は当時の地域住民の努力の結晶とも言える、再生と復興の歴史を伝える重要なものなのです。2006年には、公益社団法人土木学会により土木遺産にも認定されました。 アーチ橋の特徴と歴史 名栗川橋の特徴はゆったりと弧を描くアーチの形状です。 アーチ橋の特徴は、頑丈で安定しており長大な距離にも耐えられること、また丸みを帯びた線形が自然の空間とマッチして美しい景観を作り出すことです。 歴史上、日本にアーチ橋が導入されたのは世界と比べて比較的遅い時代でした。 アーチ橋の起源は古代ギリシャやメソポタミアと言われていますが、確かなことは明らかになっていません。ただ、紀元前から作られていたことはわかっており、紀元前1世紀頃に古代ローマ帝国に伝えられてからは多くのアーチ橋が帝国内で建設されました。 その後ヨーロッパでは現代までアーチ橋が受け継がれ、1779年には世界初の鉄橋がイギリスで発明されました。 一方、中国にもすでに紀元前からアーチ橋が伝わっているという記録が残されています。現存する中国の一番古いアーチ橋は600年代のものがあるそうです。日本のアーチ橋建設の技術は中国から沖縄に伝わったのが最初だとされ、1643年の長崎の眼鏡橋(アーチが2つあり眼鏡のように見える橋)を皮切りに九州でアーチ型の橋が次々と作られるようになりました。
東京から飯能へのアクセス
埼玉県にある飯能市は、東京からのアクセスも比較的良好です。この記事では、東京から飯能へのアクセス方法をお知らせします。 都内のどこから飯能市内へのどこに行くかによって、所要時間とルートは異なってきますが、ここでは仮に東京駅周辺から飯能市駅周辺に行くと仮定したアクセス方法をお知らせします。 東京から飯能へ車で行く場合 車移動の場合は、高速道路と一般道路どちらも利用できますが、所要時間が異なります。 ・高速道路の場合…首都高速5号池袋線および関越自動車道を利用すると約1時間10分、中央自動車道を利用すると約1時間15分です。 ・一般道路を使う場合…複数のルートがありますが、川越街道を利用すると最短で約1時間40分で到着します。都道8号や4号など他の道路を利用すると1時間50分〜2時間近くかかります。 渋滞があるとさらに時間がかかるので、特に理由がない限り車での移動はあまり得策とは言えないでしょう。 所要時間は高速道路を利用した方がずっと短くてすみますが、道路代を支払う必要があるのでどちらを優先するかは人によって変わってくるでしょう。 東京から飯能へ電車で行く場合 飯能市内にはJR八高線、西武池袋線、西武秩父線が通っており、飯能駅、東飯能駅、吾野駅、正丸駅、西吾野駅、東吾野駅の計6つの駅があります。 上記と同じ、東京駅から飯能駅までを電車で移動する場合、東京メトロ丸ノ内線、西武池袋線特急を使用すると最短で1時間7分で到着します。車で高速道路を使った場合の所要時間とそこまで変わりはありません。ただ電車の場合渋滞はありませんし、遅延することも頻繁にはなく、また料金も特急料金を考慮しても高速道路を利用するよりは安くすみます。 西武池袋線は特急、快速急行、急行、通勤急行、準急、各駅停車といった種別があり、有料料金が設けられているのは特急だけです。それ以外を使えば、時間は少しかかりますが通常の運賃で移動できます。 どのエリアから出発するかによって、電車の使い勝手はかなり変わってきます。西武池袋線は池袋駅を始発地点として豊島区、練馬区、西東京市の駅を通り埼玉県につながります。 そのため東京西側から出発する場合は1本で飯能駅まで行けるチャンスも多々ありますが、それ以外のエリアからだとターミナル駅の池袋をまず経由することになるのがほとんどでしょう。 また、八王子方面から出発する場合は、八王子や北八王子を経由するJR八高線が通っている東飯能駅の方が出やすくなります。 西武秩父線は西武池袋線の延長路線のような存在で、飯能と西武秩父間を結ぶ路線で、東京は通っていません。 東京からのアクセスがいいのはとても便利ですね。東京には美味しいレストランや観光地、最新のゲーム施設やカジノバーなど遊びに行く場所がたくさんあります。カジノバーはゲームとしてカジノを楽しむ場で、実際にカードテーブルやルーレットなども設置されていますが実際に賭けることはできません。実際にお金を賭けて遊びたい人はオンラインルーレットで可能です。 便利な立地で見どころの多い飯能へぜひいらしてください。
巾着田曼珠沙華公園
飯能市の隣の日高市にある巾着田曼珠沙華公園は、美しい曼珠沙華の花を見ることができる貴重なスポットとして知られています。西武池袋線の高麗駅から徒歩約15分とアクセスも良いため、開花の季節には多くの観光客が訪れます。 曼珠沙華とはどんな花? 曼珠沙華はヒガンバナの別名で、9月中旬ごろに真っ赤な花を咲かせます。花びらよりも長い数多くの赤い柄が、輪のように外側に向かって伸びる特殊な形をしています。まっすぐに伸びる緑の茎と、丸みを帯びた赤い花のコントラストが美しく、園芸にも多用されている種類です。 そんな見た目は美しい花ですが、実は有毒性で、食べると死に至るケースもあります。しかし鑑賞したり周りを歩く分には人体に影響はありません。茎から出る汁を触ると皮膚に炎症が起こることがあるので、触る際には注意しましょう。 ヒガンバナという由来は、秋の彼岸の時期に開花することから名付けられたようです。曼珠沙華という名は、仏教用語で「天の花」を意味します。お釈迦様の説法中に頭上から降ってきた花がこの曼珠沙華だったと言われています。 巾着田について 高麗川の流れに寄って長年かけて形成された広大な土地が巾着の形に似ているため、巾着だという名がこのエリアにつけられました。ここにはもとより曼珠沙華が群生しており、この土地を日高町(当時)が取得した際に人々の目に止まり注目が集まり始めたと言われています。川の流れに寄って曼珠沙華の球根が土地に流され、根付いたのことにより群生したのではないかと見られています。 開花時期の9月〜10月には「曼珠沙華まつり」が行われ、花を見ながら屋台の料理や地元の特産品を楽しむことができます。2017年には上皇上皇后両陛下も訪れ、満開の曼珠沙華をご覧になったといいます。 曼珠沙華以外にも、春には桜、梅雨の時期にはあじさい、秋にはコスモスなど、さまざまな花を楽しめる埼玉県内でも屈指の花見どころと言えます。 園内は大変広く、ぐるりと流れる大きな高麗川には橋がいくつもかかっています。川沿いに桜や曼珠沙華などの花木が植えられており、遊歩道に沿って散策ができます。水車小屋や休憩所、ビオトープなども備えており、ゆっくりと時間をかけて回れる施設です。また多種多様な野生の鳥が生息しており、豊かな自然を感じることができます。 河原ではキャンプやバーベキューもでき(一部期間は禁止)、ファミリー向けにもおすすめのスポットと言えます。 公園周辺にも、高麗神社や聖天院などの宗教建築、ハイキングにぴったりの物見山などさまざまな観光地があるので、併せて回るのをおすすめします。
佐島牧場
佐島牧場は、飯能の隣の市、日高市に位置する乗用馬用の牧場です。高麗駅から徒歩5分と良い立地にあり、無料で馬を見ることができるスポットとして観光客にも人気があります。 佐島牧場のサービス 佐島牧場では、乗用馬に関するさまざまなサービスを扱っています。 乗用馬販売 個人また法人向けに、多種多様な乗用馬の販売を行っています。以下のような品種の取り扱いがあるようです。 大型種…フランスのブルターニュ地方が原産のブルトン種など。ブルトン種は体高150〜160cmと大型で、馬車馬や農耕馬向きの筋肉のある力強い品種です。 中型種…サラブレッド、ハフリンガー・クオーターなど。ハフリンガーとは欧州が原産の、体高130cmほどの品種です。 小型種…体の小さなミニチュアホースやポニーなど。扱いやすいことから子供向け牧場やイベントなどによく使われます。 イベント出張 行事やイベントで使う馬の出張サービスも行っています。お祭りや乗馬体験、流鏑馬などの伝統行事など、各用途に一番適した品種で、かつそうしたイベントに慣れている馬を貸してもらえるとのことです。要望には柔軟に対応する旨が公式サイトに書かれていますので、自分の希望が対応可能かどうか、相談してみると良いでしょう。 料金は公表されておらず、イベントごとに問い合わせる必要がありますが、公式が出している目安としては引馬(行列などで馬に乗っての移動)では5〜10万円、馬車は15〜20万円程度だということです。もちろん、日数や時間数、移動距離、開催場所によっても料金は異なってきます。 馬の輸送 他社や個人の所有する馬を輸送する際のアシストサービスも提供しています。競技会やレースで多数の馬を輸送する時に役立ちます。 経験豊富なスタッフが専用のトラックで輸送を手伝います。料金は馬の数ではなく輸送距離とトラックの種類によって変わってきます。 トラックは中型〜大型種を4〜5頭まで収容できるエアコン付きの4トントラック、小型馬用の2トントラックの2種類があります。料金の目安は4トントラックで関東圏内の移動だと5〜8万円、2トントラックだとより低価格になるようです。 個人飼育の馬の預かり 佐島牧場で購入したか他牧場で購入したかに関わらず、個人で飼育している馬を預けることができます。料金プランは問い合わせが必要です。厩舎の見学もできるので、どんな環境か確認しておきたい場合は、一度足を運んでみるのもいいでしょう。 時期によっては厩舎が埋まっている場合があるため、馬を預ける予定がある場合は早めに問い合わせをすることをおすすめします。
たいら栗園で栗拾い
飯能のたいら栗園では、春夏秋冬の季節の移ろいを感じながら、自然と触れるさまざまなアクティビティができます。 たいら栗園でできるアクティビティ ・バーベキュー…通年利用できるバーベキュー場があります。すでにグリルが用意されており、その他の道具や調味料もレンタル可能、食材も現地で購入できる(衛生上の理由から、この園には食材持ち込みは禁止です)ため、手ぶらでバーベキューを楽しめます。 飲み物の持ち込みは有料ですが、幼児用の飲み物持ち込みは無料です。園内にはソフトドリンクからアルコールまでドリンクメニューもしっかり揃っており、大人から子どもまで全年齢が楽しめるものとなっています。 火付けまでスタッフが行ってくれるので、火起こしに慣れない方でも簡単に準備することができます。友達と、家族と、晴れた日にはぜひ挑戦してみたいアクティビティです。 ・ピザガーデン…1日2組のみ限定予約できるピザガーデンでは、専用のピザ窯で石窯ピザの調理体験ができ、焼き立てピザを味わえます。生地のみ(700円)、トッピング済み(1100円)、自分たちでトッピングを選べるピザ(1100円)から選んで焼いていきます。皆でわいわい相談しながらトッピングを選んでピザを作るのは、ピザガーデンならではの楽しみです。 ピザだけでなくバーベキューもしたい…という方もご心配なく。ピザガーデンにバーベキューの道具を設置して、同時にレンタルすることも可能です。 上記以外にも、園内にはレストラン「かたくり」が併設されており、旬の新鮮な食材をたっぷり使った料理を堪能できます。 ・じゃがいも掘り…6月〜7月は、手で土を掘ってじゃがいもを収穫するじゃがいも掘りができます。軍手や長靴、汚れてもいい服などを持参する必要があります。楽しみながら野菜の仕組みについて学べるため、ファミリーにおすすめのアクティビティです。1kg300円で持ち帰ることができます。 ・ブルーベリー摘み…7月〜8月はブルーベリーの季節。ここでは8種類のブルーベリーが食べ放題です。この季節には、園内でも新鮮なブルーベリーを使用したスイーツを販売しています。100g 200円~で持ち帰ることができます。 ・栗拾い…9月上旬~9月下旬は、たいら栗園のメインである「栗拾い」の期間です。実の大きい栗は、甘味にも料理にも大活躍。1kg700円で持ち帰ることができます。 自然溢れる環境での活動となるので、日よけグッズや虫よけスプレーなど、必要なものを準備してから入園しましょう。 西武池袋線の東吾野駅から徒歩15分とアクセスも良好ながら、日々の忙しさを忘れさせてくれる空間が広がります。
あけぼの子どもの森公園
こちらでは、埼玉県飯能市にある「トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園」について紹介しています。飯能市のメッツァビレッジにある「ムーミンバレーパーク」については、「飯能のメッツァビレッジ」の記事をご覧ください。 トーベ・ヤンソンの世界観が詰まった公園 トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園は、ムーミンシリーズの著者として名高いフィンランドの作家、トーベ・ヤンソンさんとの手紙のやり取りから誕生した公園です。 当初から園はムーミンの物語の世界を再現した施設の建設を計画していたといい、ヤンソンさんと7年間手紙を通してアイデアを交換していたということです。 前身となるあけぼの子どもの森公園は1997年にオープン。2017年にはヤンソンさんの遺族の正式な認可を受け、園名を「トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園」と改称しました。 もうヤンソンさんは故人となっていますが、彼女の世界観が受け継がれているものの一つが、この公園なのです。 トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園の概要 住所:〒357-0046 埼玉県飯能市大字阿須893番地の1 最寄り駅:元加治駅、飯能駅、東飯能駅 営業時間:9時〜17時、月曜日休園 料金:入園無料 公園内の施設と特徴 自動公園といえば子供用の遊具があるものですが、この公園にはありません。この公園は、「自然の中で冒険し、自由な遊びを体験すること」を目的としています。草花や生き物、小川や原っぱが子どもたちの先生であり、遊び相手なのです。 とはいえ、ここはただ自然が広がるだけの公園ではなく、子どもたちに気づきを提供する施設もいくつかあります。 ・きのこの家…エリンギのようなきのこの形をしたカラフルな家です。おとぎ話に出てくるような内装は、子どもたちの創造性を育み、自由に遊ぶ機会を与えてくれます。 ・森の家…飯能の特産であるヒノキを使用した木造りの2階建ての家で、資料室と図書館が一体となったような施設です。1階はトーベ・ヤンソンの資料展示コーナー、2階は図書コーナーで本が読み放題。もちろんムーミンシリーズも揃っています。 ・子ども劇場…波打つ屋根を持つ変わった形状の建物。中はコンサート等を行うホールと管理事務所になっています。手作りおもちゃで遊べる多目的ルーム、トイレも併設されています。 ・カフェ「プイスト」…オープンサンドをメインに北欧料理を提供しているカフェです。季節の野菜や果物を使ったスムージーとケーキもおすすめ。 子どもと一緒に遊び、自然について教えるには最適なスポットです。天気の良い日にはぜひ家族で訪れてみてください。