こちらでは、埼玉県飯能市にある「トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園」について紹介しています。飯能市のメッツァビレッジにある「ムーミンバレーパーク」については、「飯能のメッツァビレッジ」の記事をご覧ください。
トーベ・ヤンソンの世界観が詰まった公園
トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園は、ムーミンシリーズの著者として名高いフィンランドの作家、トーベ・ヤンソンさんとの手紙のやり取りから誕生した公園です。
当初から園はムーミンの物語の世界を再現した施設の建設を計画していたといい、ヤンソンさんと7年間手紙を通してアイデアを交換していたということです。
前身となるあけぼの子どもの森公園は1997年にオープン。2017年にはヤンソンさんの遺族の正式な認可を受け、園名を「トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園」と改称しました。
もうヤンソンさんは故人となっていますが、彼女の世界観が受け継がれているものの一つが、この公園なのです。
トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園の概要
住所:〒357-0046 埼玉県飯能市大字阿須893番地の1
最寄り駅:元加治駅、飯能駅、東飯能駅
営業時間:9時〜17時、月曜日休園
料金:入園無料
公園内の施設と特徴
自動公園といえば子供用の遊具があるものですが、この公園にはありません。この公園は、「自然の中で冒険し、自由な遊びを体験すること」を目的としています。草花や生き物、小川や原っぱが子どもたちの先生であり、遊び相手なのです。
とはいえ、ここはただ自然が広がるだけの公園ではなく、子どもたちに気づきを提供する施設もいくつかあります。
・きのこの家…エリンギのようなきのこの形をしたカラフルな家です。おとぎ話に出てくるような内装は、子どもたちの創造性を育み、自由に遊ぶ機会を与えてくれます。
・森の家…飯能の特産であるヒノキを使用した木造りの2階建ての家で、資料室と図書館が一体となったような施設です。1階はトーベ・ヤンソンの資料展示コーナー、2階は図書コーナーで本が読み放題。もちろんムーミンシリーズも揃っています。
・子ども劇場…波打つ屋根を持つ変わった形状の建物。中はコンサート等を行うホールと管理事務所になっています。手作りおもちゃで遊べる多目的ルーム、トイレも併設されています。
・カフェ「プイスト」…オープンサンドをメインに北欧料理を提供しているカフェです。季節の野菜や果物を使ったスムージーとケーキもおすすめ。
子どもと一緒に遊び、自然について教えるには最適なスポットです。天気の良い日にはぜひ家族で訪れてみてください。